○月×日 天気 晴れ 後に雨 私が隠密の練習がてらに戻ってくると管理人が 上機嫌で金槌を振るっていた。どうやらインゴットを 大量に掘ったのでようやく鍛冶の練習ができるとの こと。DullCopperの強化方法もなんとなく判ってきた ようなので今度私の防具でもつくってもらおう。 と、夜も更けて遅い時間だというのにAliceが 上機嫌になって帰ってきた。今日は何か特別な 日なのだろうか。 どうやら軽く酔っているらしいAliceに尋ねてみた ところ、自分と同じような人間──後で管理人に 訊いたらPlayerCharactorというらしい──が経営 している酒場に行ってきたとのこと。 Alice自体彼らのような人間と話すのは久しぶり とのことで、しかも自分に合っている雰囲気だと いうことで相当に気に入っていた様子。 基本的に毎日営業しているとのことなので、 機会があればまた行くのだと張り切っていた。 どうでもいいが夜に出歩くのは大丈夫なのだろうか? まぁ彼女は魔法も使えることだし、基本的には Recallを使うだろう。魔法の使えない私にとっては 羨ましい限りだ。 さて、夜も更けてきたしそろそろ寝るとしよう。 とりあえず私の為にAliceが用意してくれたベッドの上で 寝ている管理人をどかしながら眠ることにする。 |